ぷんぷんのブログ

失って気づくもの

龍は眠る 宮部みゆき

宮部みゆき作品2作目を読みました

 

この物語は

触った物の記憶を読める能力、

人の考えている事が読める能力、

瞬間移動できる能力、

いわゆる超常能力者の話

 

超常能力ってサイキックって

いうのですね

 

私はサイコパスとかサイコメトラー

という言葉しか知らなかったです

 

自分は小さい頃から

見えない物がみえたり

誰もいないところから人の声がしたり

なんとなく嫌な雰囲気の所は昔

何かがあった所だったと後に分かったり

という事がたまーにありましたが

でも、そういう事に

強く憧れている部分もありました

左利きになろうと

頑張ってみたりした時期も😅

 

だからこの話は

本当にこういう人がいるんじゃないか、

と思って読んでしまいました

またもや現実との境が無くなってしまいました(笑)

 

本当の能力者は

社会に馴染むことが難しく、

苦しい思いをされるのですね

そうなんだろうなと思う描写が

具体的に数々出てきました

 

作中では、超能力を持つ少年に出会った

主人公がその能力をなかなか

信じる事ができない中で、

巻き込まれた事件がその少年によって

進展していきます

 

クライマックスは、その少年よりも

強い力を持つ仲間がその力を使い

命をかけて主人公の大切な人を

助けてくれるという展開です

 

同じ能力の仲間は

心強い一方で、考え方が違えば

対立する事もあり諸刃の剣です

 

最後まで読み終えた時には

両者の関係性への安堵や

能力者と非能力者との壁

あとは人の優しさだとかが

色々渦巻きながらも私なりには

完全消化された良い作品に出会えたな

と思う事ができる素敵な作品でした